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ホーム  > トピックス  > 第11回日本語弁論大会を開催しました。

第11回日本語弁論大会を開催しました。

最優秀賞は、国際学部2年の邵 巧さん!
平成24年11月10日(土曜日・敬愛フェスティバル1日目)に、第11回日本語弁論大会を開催しました。

昨年10周年の節目を迎えた大会は、本学で学ぶ外国人留学生の発表に加えて、新たに千葉県内の日本語学校等で学ぶ留学生も迎えて、各人の主張や提言などを熱く語ってもらいました。
厳正な審査の結果、今年は第1部(本学学生の部)では邵巧さん(中国・国際学部2年)が、第2部(日本語学校等の学生の部)では劉学詩さん(中国・神田外語大学留学生別科)が最優秀賞を獲得しました。
ご来場いただいた皆様、有り難うございました。
【第1部】氏名学部学年出身地ゼミ演題
メイ ワタン国際2年ミャンマー高田社会から見たカルチャーショック
最優秀賞邵 巧国際2年中国高橋「愛」について
グェン チ ダット国際2年ベトナム高田どんな人生を生きたい?
徐 暁玉経済1年中国加茂川感謝の気持ち
宦 广娟経済2年中国ため息をつくと幸せが逃げる
譚 浩宇国際4年中国中村日本語と中国語

【第2部】氏名通学先出身国演題
ラートアリャワォン双葉外語学校タイタイと日本で違う生活
 ラッタナーワディー
長戸路賞
(最優秀賞)
劉 学詩神田外語大学留学生別科中国日本人はヒーロー
マデ ケデ ウィラハスタ成田日本語学校インドネシアおじぎとおつまみ

また審査の時間を利用して、チーバくん大使(正式名称:チーバくんと共に千葉県の魅力を海外に向けて発信する大使)として活躍中の外国人留学生2名に、大使としての活動や外国人から見た千葉県の魅力をお話しいただきました。
会場にはチーバくんもかけつけ、大使の発表に華を添えてくれました。発表いただいた王春秀さん(双葉外語学校)、譚浩宇さん(敬愛大学)、ありがとうございました。

入賞者の発表内容

第1部 最優秀賞 邵巧さん 「愛」について

今日は皆さんに「愛」というテーマについてお話したいと思います。
皆さん、愛している人がいますか?あるいは愛されていますか?この答えはYESだと思います。
世界は広いですが、愛はどこにも存在しています。愛にはたくさんの言葉が要りません、素敵な笑顔、親切な行為や感動を与える行動で愛が伝えられると思います。
世界中には家族愛、友愛、恋愛、社会愛など様々な愛があります。しかし、この世の中で一番愛してくれる人は誰でしょう?私はいつも「両親」だと思っています。小学校から中学校までの九年間、母は私のためにいつも朝の五時に起きて朝ごはんを作ってくれました。また、夜中に熱が出たとき、近くの病院が開いていなかったため、父は自転車で二時間くらいかけて、大きな町の病院まで送ってくれました。一番記憶に残っているのは中学二年生の時のことです。その日は大雪が降っていて、道には五十センチくらいの雪が積もっていました。そのため、私は昼食を食べに家に帰ることができませんでした。仕方がなく、友達からお金を借りて食事を済ませて教室に戻る時、私は母が教室の前の廊下で私を待っている姿を見ました。私の弁当箱を持っている母の両手は寒さで真っ赤になっていました。私は胸がいっぱいになり、涙を堪えることができませんでした。泣きじゃくりながら、遠いのに、何で2時間も歩いて弁当を持ってきたのかと母を責めました。
その時を顧みると、今でも熱いものが込上げてきます。私の小さい頃は、家が貧乏だったので、小遣いをあまりもらえませんでした。それで、母は私が食べ物を買うお金がないと心配して、風と雪の中を歩いて弁当を持ってきてくれたのだと思います。私は母の愛をしみじみ感じて「将来、絶対、お母さんとお父さんを幸せにします。」と言いました。すると、母は少し考えて「親が子どもに求めるのは一つだけ。あなたが無事に成長してくれるなら、私もお父さんも幸せなのよ。」と言ってくれました。私は家族の愛に恵まれて、本当に幸せ者だと思います。
一方、家族愛が家族の人々を幸せにするなら、社会愛は他人を幸せにします。行き交う人が挨拶をしてくれたり、道を尋ねると親切に教えてくれたりすることがあります。機嫌が悪い時に、友達が頑張って笑わせてくれたり、将来のことについて悩んでいる時に、先生が親身になって教えてくださることがあります。その時、幸せだと感じませんか?私の親しい留学生の友達の呉さんはある日、韓国料理を食べに行って、店を出たところ、あいにく大雨に出くわしてしまいました。しかし、そんな困り果てていたときに、奇跡のようなタイミングで、誰かが後ろから傘を差し出してくれたのです。誰かと思い、顔を覗き込むと、さっきのお店の店員さんだったとのことでした。呉さんは細かい心配りに感動し、体は濡れて寒かったけれど、心はポッカポカになったとのことでした。彼女はこれが社会愛だと理解し、今年の九月に東日本大震災の復興のため、ボランティアとして被災地の岩手県釜石市へ行きました。被災地の人々の心をポッカポカにするためだと言っていました。愛には国境もありません。
中国にこういう歌があります。「只要人人都献出一点爱,世界将变成美好的人间」、この歌詞を日本語に翻訳すれば、人々が少しの愛を持って行動すれば、世界は美しくなるという意味です。皆さん、自分の家族を愛して、自分の恋人を愛して、自分の友達を愛して、周りの人を愛して、世界が美しくなるために、愛を持って行動していこうではありませんか。

第2部 長戸路賞(最優秀賞) 劉学詩さん 日本人はヒーロー

去年東日本大震災の時、私は日本人が強い国民という印象を持っています。
でも、1991年に、バブルが終わった20年間の間で、経済の問題が増えてきました。そして、今の日本の経済も以前よりそんなによくないと思います。不景気のせいか、毎日電車に乗るとき、病人みたいな人をたくさん見ます。また、海外留学する日本の若者がこの4、5年で減ってきたと聞きます。なぜ、現在の日本と私の考える日本が違うのでしょうか。日本人が弱くなったのでしょうか。あるいは、今の日本人は前より自信を失ってしまいましたか。
2011年3月11日、東日本でマグニチュード9.0の大地震が起きました。2008年、中国の四川でもマグニチュード8.0の地震が起きた時、被災地の被災者が多かったので、救援物資が不足していました。被災者は救援物資が支給されると、慌てて自分の分を受け取ってしまいました。一方、同じような大震災に直面した時、日本の被災者はみんな速く落ち着いて、対策を考えました。救援物資も不足していましたが、被災者はちゃんと秩序を保って長い行列に並んで食べ物を受け取って、強い秩序を守りました。中国の被災者の態度とくらべると、日本の被災者の態度は本当に強いと思います。
日本大震災の中で、自らの命を顧みず、家族より先に中国人研修生を救った日本人姿があります。その強い方は佐藤充さんです。迫りくる津波の恐怖の中、佐藤さんは20人の研修生を安全な場所まで誘導すると、妻と娘を捜すため再び元の方向に走って行ったが、途中で、佐藤さんは津波に巻き込まれました。震災が起きた時、佐藤さんは家族も自分も考えませんでした。その代りに、中国人研修生を救いました。佐藤さんは普通の社員ですが、強い意志を持っています。私は本当に驚きました。この強さは一体どこからもらいましたか。助けられた研修生の中に私と同じ出身地の人もいます。佐藤さん、誠にありがとうございます。
確かに、人間は自然の力を恐れます。しかし、災害に直面した時、日本人の態度は強いと思います。
大震災で表した強さだけではなく、戦後経済の復興も日本人の強さの表現だと思います。戦後の日本は焼け野原から出発したと言っても過言ではありません。しかし日本は確固たる信念を持って、必ず戦後の困難を超えられると確信していました。 1955年には戦前の水準にまで回復しました。 68年にはアメリカに次ぐ世界第二位の経済大国となりました。
日本はこうした日本人の強さがあるから、面積が小さいにもかかわらず、世界の先進国と言われているではないでしょうか。
こうした例は本当に日本人が強い証拠だと思います。今の日本人は前より自信が少なくなっただけだと思います。私の祖父は昔、満州で日本語を習いましたが、「私の日本人先生は強いですよ」といいます。だから、日本人はそうした強さを持っているのだから、現在の問題も克服できると思います。困難に直面した時、もっと自信を持って、勇気を出せば、必ず前よりもっと発展することができます。
日本、頑張れ!