| 〜ブラジル〜 |
| ● | 実際に行ってみたスラム | 佐々木 育世 |
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| スラム街モンテ・アズールを訪ねる |
私は、ゼミでラテンアメリカ(ブラジル)について勉強しています。スクーリングに参加するまでは、本やインターネットを見て、わかった「ふり」をしていましたが、スクーリングの話を聞いた時、「せっかくゼミで学んでいるのだから、実際に行ってもっと深く知ってやろう!」という思いで参加しました。今回のスクーリングでは、サンパウロ、サルバドール、リオデジャネイロをまわり、行った先々で、ブラジルの歴史を感じたり、また、現地の人々との交流など、本当に貴重な体験をしました。
なかでも一番印象に残っているのは、サンパウロにあるファベーラに行ったときのことです。ファベーラとは、サンパウロやリオデジャネイロに見られるスラム(貧民街)のことで、住居はむき出しのレンガか廃材を使ってつくられています。おもに山の斜面や空き地、高圧線の下などで見られます。その住居はブラジル北東部から仕事を求めて出てきた人によって、土地の所有者に無断で建てられたものが多く、電気も電線からの無断盗用であったりします。貧しさゆえの犯罪も多く、ブラジルの社会問題の一つとなっているところです。私たちの行ったモンテ・アズールというファベーラは、NGOの活動が成果をあげているところで、環境はかなり整っていました。ファベーラは本当に危険で、ブラジルの闇の部分と言われていると聞いていたので、安全と知りつつも少し緊張しました。しかし、行ってみると人々は皆笑顔で私たちを迎えてくれました。ここでのNGO活動の特徴は、住民自身が働くことを大切にしているところにあります。水道、電気の整備や保育園の運営といった活動が行われていますが、幼少期の教育が重要であることから、何よりも保育園が活動の中心になっているといいます。実際に保育園に行って子どもたちと触れ合って、子どもたちの笑顔を見ることができたのは、本当によかったと思います。子どもたちだけでなく、みんな温かく私たちと接してくれたことが本当に嬉しかったです。実際に行ったことで、本当に多くのことを学べたと思う。色々と案内してくれた方の話によれば、今一番必要とされているのはパソコンで、教育の分野でこれからどうしても必要になってくるといいます。そんな話を聞いて、どんな小さなことでも何か協力していきたいと思いました。それ以外にも、ボランティアとして働くようになったきっかけやブラジルでの体験など、貴重な話も聞くことができました。
決してただの海外旅行ではない、国際学部の海外スクーリング。ただ机に座って考えているだけでなく、実際に行動することで自分の考えが変わったりもするのだということを、スクーリングを通して実感しました。他にも、ブラジル料理を食べたり、サッカー観戦、サンバショーなど内容の詰まったスクーリングでした。参加したことで自分自身成長したと思います。
私は今、成田空港でアルバイトをしているのですが、お客さんの中にブラジルのパスポートと搭乗券を持っている方を見ると、「オブリガーダ!」(ありがとう)と言っています。 そうすると、非常に喜んでくださり、握手までしてくれます。なんだかとても嬉しくて、またブラジルに行って多くのことを学びたいと強く思います。