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2015年度 第2回 サービス業界(通算58回)

飯島 健 様  元阪急電鉄・宝塚歌劇団プロデューサー
現東急シアターオーブ・チーフプロデューサー

・大学卒業後、1971年4月阪急電鉄(株)に入社。会計、宣伝、広報などの業務を経て宝塚歌劇団プロデューサー
として「ベルサイユのばら」など多くの作品をプロデュース。ニューヨーク公演を担当し成功に導く。
その後シアター・ドラマシティのプロデューサーなどを歴任。1997年3月同社退社し、同年4月(公財)新国立劇場運営財団に入職。営業、オペラ制作などを歴任。
2014年3月同財団 定年退職。同年4月 (株)東急文化村入社し、現在に至る。

◆サービス業界とは?

総務省統計局分類からすると、多々あるが、私が関連した業界は、
   Q サービス業(谷分類されないもの)
     84 娯楽業→842 興行場、興行団
  に当てはまる。サービス業は国家の近代化(重厚長大→軽薄短小)が進むにつれ発展し、さらに、個人のライフ
スタイルの変化がサービス産業の勃興を促してきている。

◆私が従事しているライブエンターテーメント業界とは?

人々に喜びや楽しみ、生きがいを提供し利益を得る業界です。具体的な企業としては皆さんの身近にある、
音楽・舞台・映画・スポーツ・テーマパーク(遊園地)・アート展覧会などに関わっている企業です。その中でも、
私が従事してきているのは劇場で行われている興行です。宝塚歌劇団、新国立劇場を経て、現在は
東急シアターオーブのチーフプロデューサーとして元気で活躍しております。

◆劇場運営には、どのようなスタッフが関わっているか?

 例えば、新国立劇場のオペラ制作スタッフには、チーフプロデューサー・技術部長・コーディネーター・照明スタッフ・大道具/小道具製作スタッフなど多岐に渡り、それぞれプロフェッショナルとして誇りを持ち仕事に打ち込んでいます。

◆この業界で働くための資質は?

では、この業界で働くためにはどのような資質が必要かと言うと;

・クリエイティビティ・調整能力・協調性と主体性の両立・計算力
・計画性・実行力・果敢さ・アートに対する理解、知識
・アーティストに対するリスペクトと説得力・人脈つくりが出来る

などなどなど枚挙にいとまがないほどありますが、これらは社会人として経験を積むことで養われていく面も
あるので、焦る必要はありません。

◆皆さんへのアドバイス

今、学生諸君が学生として行うべきこと、或いは高校生が大学に入って何よりも優先して行うべきことは何でしょうか?私の学生時代の蹉跌経験ですが、大学1年生の時、英国の著名な劇作家のシナリオを教材にした英書購読の授業で、その文脈が全く理解できなかったことであり、翻訳本を読んでも理解できなかったことであります。
卒業以来45年を経て思うことは、自分自身に教養がなかったということであります。
私が思う教養とはなんであるか?それは「基礎学問」というようなものではないかと思います。一般にはリベラル・アーツ(liberal arts)と言われている学問です。具体的には、心理学、倫理学、論理学、経済学、歴史学、芸術学などなど、社会人として、国際人として社会生活を営むうえで必要な広い知識である。45年前の私には、これらが欠けていたのです。

敬愛大学のカリキュラムを見ると、本学の学生諸君は幸いなことに、これらの講義を受講できることがわかります。学生諸君には、ぜひ基礎学問の習得に努めて教養を身につけてもらいたいと思います。そして、広く世界に羽ばたく教養ある国際人として、社会に貢献してもらいたいと思います。